ビジネスライフ学科
短大に来るケーキ屋さんから学ぶ「簿記」
毎週月曜日の昼休み。本学1階の学生ホール付近に開店するケーキ屋さんがあります。「cake Ichiimu(イチイム)」です(現在は夏休みのため休業)。本学ビジネスライフ学科で簿記を教えている佐藤恵先生は「おいしい!」と通ううちに、オーナー兼販売を手掛ける朝海綾子さん(47)が、3年前のイチイム開業後に初めて簿記に触れたことを知ったそうです。独学で勉強を重ねてきた朝海さん、何と7月14日に佐藤先生の「簿記演習Ⅰ」にゲストスピーカーとして登場したのです。実務に活きる簿記についてうかがいました。
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パウンドケーキやクッキー、マカロンなど焼き菓子が週替わりでズラリと並びます。季節に合わせたチーズケーキやミルクレープまでありました。
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お客様は学生から教職員まで幅広い! 毎週来てくれる常連さんもいて、「ここのケーキしか食べられない!」とうれしい声までかけてくれるそうです。
簿記は「経営の地図」

製菓学校を卒業してから千葉の地に根差す(株)オランダ家に就職し、24年間洋菓子製造と商品開発を行ってきた朝海さん。2022年、イチイムを開業してからは「毎日食べたいお菓子」をコンセプトに本学での販売のほか、千葉県内のイベントやマルシェにも出店しています。
「個人事業主」になって初めて「確定申告をする時に『簿記』が必要なことを知った」。資格も持っておらず、売上もまだ少ない頃だったからと、実務をこなしながら独学で勉強したそうです。「簿記は経営の『地図』。数字を正しく管理する大切さだったり、在庫管理を効率化することで利益率が上がったり。皆さんも、将来の仕事に役立つ簿記を学んでいってください」。身を持って体験した朝海さんに、学生達の眼差しが注がれていました。
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佐藤恵先生(写真左)
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朝海さんに質問をする学生
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【ビジネスライフ学科 学生の声】
●「簿記演習」の授業ではまさに今、原価計算について習っているところだったので、朝海さんがリアルな金額を提示しながら分かりやすく教えてくださったおかげで、理解が深まりました。いつか役に立つ日が私にも来るかもしれないので、今のうちからしっかり授業を聞いておこうと、身が引き締まる思いです。
●今、自分が簿記を学んでいるのは、知識を修得するだけではなく、将来何のために役立てていけるのか。それを考えることが大切だと思った。
●高校の頃から簿記を勉強していたけれど、実際のお店の経費や利益など、経営のリアルなことを知ることができて良い経験になった。
●自身もいつかは起業してみたいと考えているので、簿記の必要性を学べたことは今後のモチベーションにも繋がると思う。貴重なお時間をありがとうございました。
ビジネスライフ学科

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「短大に来るケーキ屋さんから学ぶ『簿記』」をお読みいただき、
ありがとうございました。ビジネスライフ学科の受験を考えている方にとって
お役立ちいただければ幸いです。
朝海さんはビジネスライフ学科のことだけではなく、
何と「こども学科」のことも良くご存じだったのです。その理由とは?
「短大に来るケーキ屋さん」、まだ続きますので次回をお楽しみに♪