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キャンパスだより

国際化とグローバル化

NHKの「新型コロナウィルス特設サイト」を訪れて(11/2)大変驚きました。日本のワクチン接種回数が100人あたり世界一になっていたのです。なぜワクチンを打つのか、政府が接種を努力義務とするのかといえば、➀コロナに罹りにくくなる➁かかっても重症化しにくい➂無症候罹患者が周囲にウィルスを撒き散らさぬため、とされるためです。しかし事実は、➀頻数接種者の方がコロナに罹りやすく➁オミクロンはそもそも重症化することが稀➂ファイザーの元社員がワクチンの効能そのものが無根拠であったことを曝露。といった具合に、ワクチン接種の意味そのものが崩れている昨今です。

標記についてその違いを確認しておきましょう。国際化とは、自国対他国の関係性を示す言葉であるのに対し、グローバル化とは、国という枠組みを超えて、人・金・モノ・経済などが地球規模で拡大していく現象をいいます。皆様ご存じの通り、日本国民は土着コロナの罹患歴があるのか、欧米諸国に比べ、桁違いに死者、重症者が少なかった。にも関わらずワクチン接種が推奨され、結果的に、人口あたりの接種数世界一の栄誉に輝いたのです。その陰には、個人負担ゼロ(=全額税金)という仕組みがあったわけで、接種推進が政府の判断そのものでありました。これはつまり、日本ではグローバル化が極限までに進んでいる証だといえましょう。ワクチンの頻数接種が却って免疫力全般を低下させるとの報告が相次ぐ中、日本人の健康、寿命に悪影響のないことを祈るばかりです。

ブレグジット、即ち英国のEU離脱は、イギリス国民がグローバル化、即ち主権国家の上にEUという意思決定機関があることを嫌った結果でした。アメリカのトランプ大統領の出現と、一昨年の大統領選挙、並びにその後の混乱は、ナショナリストとグローバリストとの対立を示すものです。第一次安倍内閣は、ナショナルな方向への傾きが強く、短命に終わりました。第二次以降の安倍さんは、グローバル化への配慮も重視したため、憲政史上最長の総理となりました。しかし、民主主義の根幹たる選挙応援の最中、暗殺され、その真相は隠蔽されています。暗殺の黒幕はいったい何者でしょうか。

現在、世界で起きている争いの多くは、グローバリズム勢力と反グローバリズム勢力との角逐と見られています。ロシア、ウクライナ戦争のみならず、ワクチンを巡る金の動きも、その延長線上に展開されます。日本は明治以来、国際法を守る優等生でありました。今回のワクチン接種世界一もその現れです。しかし、国民の健康、国益に鑑みた場合、よくよくの吟味が必要でしょう。国際社会において名誉ある地位を占めることが日本の国是です。しかし、国際社会が一致しておかしな方向に向かっているとするなら、独自の外交、政策を展開することが国益に叶う道です。アメリカの中間選挙を来週に控えた今日、そのことを強く思う次第です。2022年11月2日記。(高木)