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ビジネスライフ学科

RESASを使って地域経済活性化策を考えるゼミ

今回は専門ゼミの内容を紹介します。専門ゼミⅡでは、内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局と経済産業省が提供する、RESAS(地域経済分析システム)という無料のアプリケーションを使って、地域経済活性化策を構想しています。

このアプリを使うと、地域の人口の様子を知ることができます。人口増減、人口構成や人口の自然増減・社会増減等を誰でも簡単に調べることができるようになります。人口増減は、自然に生じる原因と社会的に生じる原因とに分けて分析できます。出生数が死亡数を上回れば人口は増加します。転入数が転出数を上回れば人口は増加します。こうした分析視点を軸にしながら、データを取得して人口減少の原因を探っていくのです。大変そうに見えますが、慣れてくると簡単にデータを取得でき、まちの課題を調べることができるようになります。

ゼミ生はまず、調べたい市町村を選択します。今回は銚子市、山武市や御宿町など千葉の市町村を選びました。次にRESASを使って、そのまちの人口構成や人口増減を調べます。そうすると、選んだまちの人口の課題が見えてきます。

専門ゼミでは応用編として、その課題を解決するための事業構想を考える取り組みも行っています。芸術、子ども、教育、廃校、エンタメ、アイドル、日本遺産、マリンスポーツなどといった様々なキーワードを書いたカードを組みわせて、まちの経済活性化のための事業構想を展開します。事前に用意したパワーポイント資料にカードを張り付けて、事業の内容や特徴を書き込んでいきます。御宿チームは廃校×複合型施設による新しいビジネスモデルを提案しました。

こうした学びを繰り返しながら、最後には、RESASが毎年実施している「地方創生★政策アイデアコンテスト」に参加しようと考えています。優れた政策アイデアや事業構想ができれば、表彰される可能性もあるのでゼミ生一同頑張っています。千葉経済大学短期大学部では、データを活用して事業構想力や発想力を鍛える授業やゼミが開講されていますので、ぜひ一緒に学びましょう。

(by 栗田)