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旭日中綬章――祖父・父に次ぐ叙勲の栄に浴しました

学長 佐久間勝彦

春の叙勲で「旭日中綬章」の栄に浴しました。5月11日に国立劇場で勲記と勲章の伝達をいただき、その後皇居で天皇に拝謁しました。今上天皇のあずかる春の叙勲は最後で、また千葉経済学園創立85年、短期大学開学50年、大学開学30年という大きな節目での受章であることに身を引き締めています。
9月15日に千葉市のホテルで開催された「叙勲を祝う会」には、文部科学省大臣官房審議官瀧本寛氏、千葉県副知事高橋渡氏、千葉市長熊谷俊人氏、千葉県私立大学短期大学協会会長長谷川匡俊氏をはじめ、平素よりご高配を賜っている200名を超える皆様にご出席いただきました。
この度の叙勲は、祖父惣治郎、父彊に継ぐ栄誉であります。私が小学5年の秋に逝去した祖父は、私学教育に捧げた功績によって「勲五等瑞宝章」。消防庁長官を辞して臨時教育審議会委員や日本私立短期大学協会会長を歴任した父は、昭和62年秋の叙勲で「旭日重光章」。それぞれの勲章と勲記も祝う会では披露し、学園の発展をかみしめていただきました。
祖父が「本校の教育」に書き記した教育者としての真髄「一人も棄つる者はない」と、父が大学開学の際に掲げた「Small is Beautiful」に込めた「小さいからこそできる温かい教育」を大切にして、さらなる学園の発展に尽力してまいります。
謝辞の最後に私が述べたのは、学生は「未来からの留学生」であるという思いです。20年、30年後の未来社会から、その時代に起きている難問を解決する力を磨こうと願って留学してきている学生には、その難題に賢明に対処できる現場力を磨いて未来に戻ってもらう。それが、学園建学の精神「片手に論語 片手に算盤」の、「算盤」に込められる今日的な専門性であると認識するからです。