新着情報

こども学科

6/8(土)こども造形教室を開催しました

R6第1回千葉経済大学短期大学部こども造形教室  「きもちがとびだす!ポップアップカード」

 令和6年6月8日(土)今年度はじめての「こども造形教室」を開催しました。

 4歳から小学6年生までの子ども44名、2年生の学生スタッフ15名に加え、同日開催された短大オープンキャンパスに参加した高校生と保護者の方々26名にも一部ご参加いただき、にぎやかな回となりました。
 テーマは「きもちがとびだす!ポップアップカード!―だいすきなかぞくやともだちにきもちをつたえよう!」です。
 学生スタッフの元気のよいあいさつで教室がスタートしました。

「ポップアップカードって何かな?」と子ども達に聞いてみました。「てがみ!」「とびだすカード!」と反応がありました。そうです。「とびだす」しくみが大切なのです。「しくみの部分は慎重に、わからないときは聞きながらつくりましょう。でも飾りは自分で工夫をしてつくっていきましょう」と声をかけました。
 まずは、仕組みが一段でかんたんな「金魚鉢のポップアップカード」をつくります。
 金魚や石は、自分で下描きして切っていきます。かわいい金魚、おしゃれな金魚、シャープな感じの金魚…いろいろな金魚ができました。二匹つくって二匹の配置を工夫します。

泡や水草はシールなどで自由に表現していきます。色の重なりや、シールの配置で全く雰囲気が変わります。学生スタッフも子どもたちの工夫をしっかり見て、驚いたり、ほめたりしていました。
 メッセージを書いて「金魚鉢のカード」は完成です。子どもたちはお父さん、お母さん、仲良しのお友達などに向けて、「いつもごはんを作ってくれてありがとう」「おはなしできるのをたのしみにしているよ」「またあそぼうね」など心温まるメッセージを書いていました。
 高校生の皆さんも、同じテーブルでカードづくりに参加していました。金魚の形や、石の形。配置は様ざま。重なりや色調を意識してつくっていました。

 できた人から、講師に作品を見せて、二つ目の「バースデーケーキのポップアップカード」の材料を受け取りつくり始めます。仕掛けが二段のケーキをつくるのが難しく、やや苦戦する子も。「思ったよりケーキが大きくなっちゃった…」と落ち込む子どもに「グループの中で一番大きいケーキになったね。すごいよ!」と学生スタッフ。失敗感が消えて前向きに続きを始めます。
 ケーキができたら、クリームやイチゴなどを切り抜いて、貼り付けていきます。こちらで用意したものもありますが、持ってきたお気に入りのシールで飾るのも楽しいですね。

 あっという間に終了時間を迎えました。途中になったカードは大事にPP袋に入れて持ち帰りに。小学4年生以上の子どもには「ちばこども大学」の手帳とシールを、3年生以下の子どもには別のシールを配ります。
 学生スタッフが感想を求めると、何人も手を挙げてくれました。
・金魚の形や、泡を工夫してつくることができてよかったです。
・切ったり貼ったりする工作が楽しかった。

 つくること、手を動かすことは楽しいですね。
 学生スタッフと子どもで互いに「ありがとうございました」と挨拶して終了です。

 片づけの後学生スタッフの振り返りでは下記のような意見がありました。
・子どもが失敗したと思う場面で気持ちを上向きにする声掛けができた。
・兄弟げんかのあと、作品をつくっている間に自然に会話して仲直りしていた。初めに自分と子どもとの距離を感じたが、つくる過程の中でいろいろな考えが見えて距離を縮めることができた。
子どもの発想を見ているのがとても楽しかった。一時間半にわたり子どもの作る様子を見ているということはなかなかできないことであり、いい経験となった。
 学生スタッフも、子どもたちのつくる様子から得るものがたくさんありました。

「つくった」のは、作品だけではないのですね。
参加したお子さんたち、高校生、保護者の皆様ありがとうございました。
学生スタッフの皆さんも、真剣に取り組んでくださり、ありがとうございました。

次回は7月13日(土)「夏の透明風鈴をつくろう!」です。

ひと月ほど前から本学HP「子ども造形教室」から申し込むことができます。

次回もご参加をお待ちしております。

高校生の方の見学もお待ちしています。