こども学科
「好き」が繋いだ、小学校教師の未来
2003年入学、2005年3月卒業。本学初等教育科(現 こども学科「初等教育コース」)の卒業生であるA先生は、現在、八千代市教育委員会で主任指導主事として活躍されています。
7月に来校され、初等教育コース2年生の授業でお話ししてくださいました。
幼稚園教諭を目指して本学に入学したA先生=写真。実習も幼稚園に行きましたが、学童でのアルバイトをきっかけに、「自分の力を発揮できるのは小学校かもしれない」と感じ、小学校教師の道へと進みました。
「もともと、図工が好きだった」というA先生が教師になって初めて赴任した学校は、図工の研究校でした。そこでさらなる勉強を重ねたことで、面白さが増したといいます。それから22年。「好き」と言い続けながらひたむきに教師を続けたことが、現在の教育委員会での仕事へとつながっています。
授業づくりで大切なこと
本学の初等教育コースの学生たちを前に、A先生が何度も話されていたのは、図工の授業づくりで大切にしている考え方です。
「子どもたちは友達の作品を見て『なんでだろう』と真似したり、『こうしたらもっといいかな』と試したりしながら学んでいきます。だからこそ、先生が答えを教えるのではなく、自分たちで気づける場をつくることが大切なんです。そのためには、材料や道具を自由に選べる環境や、友達の作品を自然に見られる場づくりが欠かせません。そして、『それは違うよ』ではなく、『なるほど、そういう考えもあるね』と子どもの思いを受け止めることも大切です」
卒業アルバムを見ながら当時を懐かしむA先生=写真中央=と本学教職員たち
「作品の出来栄えではなく、『どんな工夫をしたの?』という過程を認めることが、次の意欲につながります。図工の授業で私が一番意識しているのは、『どう教えるか』ではなく、『子どもが自分で考え、学べる環境をどうつくるか』です。この考え方は、図工だけでなく、すべての学びにつながる大切な視点だと思っています」
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