資料請求
お問い合わせ
アクセス

2022.01.05 受験生 【受験生のみなさまへ】学科長ってどんな人? こども学科 横山洋子教授

 こども学科
 千葉経済短大のこども学科には、教育現場で実際に働いた経験をお持ちの先生がいます。小学校、幼稚園、保育園。たくさんの子どもたちを見てきた先生だからこそ、授業では教科書にのっていない現場のリアルなことまで教えてくださいます。
 学科長の横山洋子先生も、小学校教諭を5年、幼稚園教諭を12年経験されています。
 ところで、学科長ってどんな人なのでしょうか? お話をうかがいました。
―「先生になりたい」と思ったきっかけは何ですか?
 私、3人姉妹の長女なんです。下の子は6歳離れていて、その下の子は11も離れています。小学1年生頃から、妹たちのお世話をしていました。小さなお母さんだから「チイママ」です。子どもの頃から、常にちっちゃな子と一緒にいる環境でした。
 あと、絵本を読むことがとにかく好きでしたね。日本の昔話やイギリス、北欧のお話など、何でも読みました。ファンタジーの世界って、自分が主人公になりきれる不思議な力がある気がします。読んだ後に、ほあぁんとしたいい気持ちにもなります。
 高校生になってからも、やっぱり本は大好きでしたね。だから、いつしか幼稚園の先生になりたいと夢見ながら過ごしてきました。あ、でも、歌も好きだったから、先生か歌手になるのも夢でした。

横山先生①

横山洋子(よこやま ようこ)
千葉経済大学短期大学部こども学科教授
国立大学附属幼稚園、公立小学校勤務ののち現職
近著に『保育所 & 幼稚園 実習の記録と指導案まるごとBOOK』

横山先生②

―研究室には、先生の名前が入った本や絵本がたくさんありますね。
 
指導計画の書き方や保護者への対応など、保育の悩みに関する本を出しています。本は書くことも好きですね。また、子どもたちが読むお話の監修もさせていただいています。現在、28巻まで刊行されている「10歳までに読みたい世界名作」(GAKKEN)では、子どもたちに分かりやすい表現になっているか、チェックをしています。「赤毛のアン」や「トム・ソーヤの冒険」などの名作って、私たちに生きる勇気を与えてくれますよね。「人生をもっと楽しめ」、「強く生きよ」と励ましてくれるのです。だから、時代を超えても読み継がれているのだと思います。

 本を読む楽しさを知ってもらうためには、読み聞かせの段階から、最終的には自分ひとりで読めるようになるところまでの橋渡しをしなければなりません。「1ページ目はおかあさんが読むから、2ページ目は自分で読んでみてね」といった、大人が見守る姿勢も大切ですし、「面白かったね」などの共感する言葉がけも必要だと思っています。
―本が読めるようになると、心もぐんと豊かになりますね。
先生は短大の授業でも、80冊以上の絵本を読む課題を学生に出しています。

 
「言葉指導法」という授業の中で、自分だけの「絵本ノート」を作ってもらいます。この課題を出す千葉県内の短大は、おそらくうちだけです。17年ほど続いていますね。入学してから3か月の間、学生には80冊以上の絵本を体験してもらいます。一冊読んだら、一枚のノートにあらすじや保育にどう活かせるかをまとめます。中には、さし絵を描く学生さんもいますが、この課題の大事なところは、感想を書き、自分なりに思ったことをまとめることです。保育(教育)実習に行って、実習記録を書く時にも役立ちます。「記録が思うように書けなくて、夜中の3時までかかってしまいました」と悩んでいる学生さんがいたら、「どの実習シーンが心に残ったか」「こんな子どもが近くにいたな」など、まず、自分の心に残ったことから書くとよいでしょう。

 80冊分を完成させた学生は、達成感にあふれています。「最初は、感想が3行しか書けなかったけれど、30冊を超える頃から、思ったことがどんどん書けるようになりました」と学生から聞くと、うれしい気持ちになります。5冊読んだだけでは身に付かないけれど、文章力が付いたら、どんな課題でもまとめられます
 そして、実習中は、みなさん12時までには寝ましょうね!

絵本ノート

1年生が作った「絵本ノート」

350絵本画像

横山先生④

―絵本ノートは教師になってから手に取って振り返ることができますね。
 先生は小学校・幼稚園教諭を経験され、印象に残っていることはありますか?

 小学校でも幼稚園でも、支援する立場として子どもたちの成長を感じられた時、教師としてのやりがいを感じます。
 小学校一年生のクラスを担当した時、人とのかかわりが薄いN君がいました。幼稚園時代から、友達がしている遊びには入ろうとしなかったそうです。そこで、まず教師である私がN君と仲良くなろうと思いました。スキンシップをとりながら話しかけたり、手合わせ遊びをしたり。国語の教科書の音読を促すうちに、少しずつ声が出てきたんです。「Nさん、声が大きくなったね」と私が言うと、周りの子どもたちも「うん、すごいよ、Nさん」って、拍手してくれたんです。クラスのみんながNさんへの関心をもつ環境に変わったことで、Nさんは少しずつ自信を持てるようになりました。友達と一緒に遊ぶ姿を見た時は、とてもうれしかったです。
 幼稚園教諭をしていた時期にもあります。発想が豊かで自分なりの考えを持つ5歳児のY君。だけど、その思いを押し通そうとするあまり、友達とトラブルになっちゃうんですね。そんなY君が、恐竜作りの遊びを通して、友達の思いを尊重し、塗りたい色で塗ることを許したのです。クラスのみんなに自分の絵を「かっこいい」と認めてもらえたことが、Y君に心の余裕をもたらし、友達を受け入れられる土台を作っていけたのだと思います。子どもたちの心が通い合う瞬間を見届けられることは、教師の醍醐味でもありますね。
 失敗したこともたくさんあります。でも、失敗から学ぶことができます。短大の学生たちにも、私の失敗談を話しています。けがをしないよう気を配ることだけが保育ではないのです。泣いていないし、ニコニコしているからといって、その子は大丈夫だとも限りません。一人ひとりの発達を様ざまな角度で見てあげられる教師になってほしいと思います。

横山先生⑤

記事をお読みになり、こども学科に興味をお持ちになった方はこちらもどうぞ
今からでも間に合う! 千葉経済大学短期大学部の入試情報はこちらから
年明けには、一般選抜入試総合型選抜第4期学校推薦型選抜(公募第2期)があります。

 

資料請求

オープン
キャンパス

LINE
Facebook