2021年夏の出来事

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ここに記すのは、夏の出来事です。

変化の先には進化あり、と昔聞いた言葉です。

人は、日々の生活の中で変化の力を持ち続けるのは難しいことだと思います。しかし、変化の力を持たねば新しいことへの挑戦は困難とも思います。一歩の変化は、一歩の進化、そんなことを実感した夏の出来事です。

7月初旬のある朝、自分の顔を鏡で見たことから始まりました。左の頬っぺたが異様に膨れていました。太ったわけではありません。歯茎が化膿し腫れてしまったようです。忘れていた歯痛が蘇りました。今回もさらに痛くなる予感がしました。舌でさわる、指で押す、冷たい水を患部に運ぶ、タオルで冷やす。すべて気休めであることは、過去の経験から知っていました。覚悟して、怖い?歯科医へ行くことにしました。歯科医の待合室で響くガガー、ウィーン、シューの音で相当にまいってしまう。治療中の脳天へ突き抜ける神経の痛みとスピードは簡単に忘れるものではありません。「並木さん」と呼ばれて、心臓の高鳴りは最高潮に達する。それはずっと昔のことであるが、歯茎に麻酔の針を刺したまま相撲の優勝決定戦を見に行ってしまった先生がいました。恐怖の始まりはそのときだったのかもしれません。以下、今回の治療中の出来事です。

「これから深く削りますが、相当の痛みが予想されます。麻酔をしますか?」と歯医者さんに問われました。「いえ、限界まで我慢してみます」と答えました。・・・3回ほどの猛烈な痛みが走り、気が付けば足の指は内側に曲がり、手は祈りのポーズをとっていました。なぜ、こんな我慢をするのでしょう。これから未来で起こるかもしれない「痛みの練習」をしたつもりでいたのかもしれません。麻酔をしないことが正しい判断だったのかどうかはわかりませんが、本能が「そうしなさい」と囁いた気がしています。

8月初旬の出来事です。複眼の視力が眼鏡なしで0.1以下になってしまいました。歯の治療中に決心したのが目の手術です。目の手術が決まっていたため麻酔なしの歯の治療を選択したのかもしれません。左目の手術から行いました。手術前の「目の前にメスが降りてくる」、そんな想像で心臓はバクバクでした。しかし、想像と異なり猛烈な光が目を照らし、光の中で眼薬(点眼麻酔)を指しながらおよそ5分程度で手術は終了しました。1週間後、右目の手術をしました。ゆとりが出たせいか手術中に会話までしてしまいました。

・切るとき(2.5ミリほど)教えてください。(医師:これから切ります)

・白内障の濁った個体部分を音波で砕くとき教えてください。(医師:これから砕きます)これは自覚できました。ブーンという振動が目に伝わってきました。

・砕いた部分を吸引するとき教えてください(ここでやさしい看護師さんから警告を受けました。先生は緻密な作業をしているのであまり聞かないください、と。それでも先生は教えてくれました)。

何はともあれ、両目とも無事に手術が終了し8月22日から簿記の課外授業を開始することができました。

手術が無事に終わり、現在、簿記の課外授業を行っています。多くの学生が簿記検定合格を目指して勉強している教室の風景です。

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コロナの影響で全員が3つ並んだ左の席に座っています。日によっては2教室を使用するほどの勉強熱心な学生たちです。

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左目手術直後の顔です。まるでフランケンシュタインですね。

最後に、この夏に感じたことを記しておきます。

人は、出会いの運を持つと感じました。良き歯科医、良き眼科医、良き学生です。

出会いの縁をつなぐのは、お互いの誠実さであるとも思いました。

本日、学校の帰途、キンモクセイの良い香りが心を和ませてくれました。忙しく自粛した夏も終わろうとしています。(by並木)