ひと足早い秋の話・・・

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 9月になると、こども学科2年生の幼稚園教育実習が始まります。
 幼稚園では、長い夏休みが終わり、年少さんは幼稚園ってどんなところだったっけと思い、年長さんは友達と会うことを待ってましたと張り切ってやってきます。どの子どもも楽しい幼稚園生活の再開で期待がいっぱいです。
 幼稚園の大きなイベントのひとつである運動会(9月末~10月上旬)があるので、9月は園全体で運動会を盛り上げ頑張る時期でもあります。去年はコロナ禍で、各園が運動会のやり方を見直し、密にしない・短い時間で行うなど様々な工夫をして実施していました。今年は東京オリンピックが開催されたので、子ども達も競技や走り方、メダル、国旗などへの関心が高くなっていることでしょう。オリンピックが子ども達の遊びにどのように取りこまれていくのか、楽しみですね。
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 9月の木の実と言えば「どんぐり」です。
どんぐりは、ナラ、カシ、シイなどブナ科の植物の木の実のことをいいます。
帽子のようなものをかぶっていて、これは郭斗(かくと)というものですが、子ども達は「どんぐり帽子」と呼んでいます。たくさん落ちるので、集めるとかなり重いです。量感が十分あります。
 私の勤務していた幼稚園は、園庭にマテバシイの木が多くあり、9月になると園庭はどんぐりでいっぱいになりました。砂遊び場でどんぐりを飾ったケーキを作ったり、マラカスを作って鳴らしたり、テラスのコンクリートで削って(根気がいる)どんぐりコマや笛(鳴らすのにもコツがいりますよ)、横穴にひもを通してネックレスなどを作りました。素朴な製作が多かったですね。
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 写真(左)は、保護者の方に頂いたどんぐり人形です。人形製作の始めころでしょうか。アイスクリームスプーンにボンドで接着をして、立てて遊べるように作ってくれました。スプーン部分を動かして遊べます。なぜ頂けたのかは忘れてしまいましたが、9月になると私は牛乳パックなどで木の家を作り、どんぐり人形遊びができるコーナーを保育室の机に置きました。ドールハウス系の遊びですね。長年使ったのでだんだん壊れてしまいましたが、私はこの3つの動物を連れてこども学科にやってきました。今は研究室の空き樽の上にいます。
 どんぐりでトトロや様々な人形が作られるようになりましたね。保育現場で、ボンドやホットボンドを使用するようになったことで、どんぐり製作の表現の幅が広がり、作品も変化してきたと思います。
 写真(右)は、定番の折り紙製作です。どんぐりは簡単に折れるので年少さんから取り組んめて、たくさん作って壁面に飾ると保育室に素敵な秋がやってきます。いろいろな顔を描くともっと楽しくなりますね。
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 どんぐりでの私の失敗談をひとつ。
 余ったどんぐりをそのうち使おうと、そのまま箱に入れて教材室の棚に入れました。きちんとしまった感でいましたが、しばらくしてふたを開けたらびっくり仰天。小さな虫がうようようようよと箱の中で縦横無尽に動いていました。キャーって。
 熱湯でゆでてから保存するとよいことをあとから知りました。遅かった・・・。
皆さんも保存の際には気をつけてくださいね。
(中島千恵子)