オリンピック雑録

pic 01

皆さん、こんにちは。国際化委員の佐久間(美)です。

コロナ禍のため、海外旅行はおろか、国内旅行ですらなかなか行くことができない日々が続いていますね。元来旅好きの私はムズムズした日々を送っています。そうこうしているうちに、パスポートの有効期限が切れていたことに先日気づきました。ますます海外旅行が遠のいてしまった今日この頃です。

さて、東京オリンピック・パラリンピックまであと1か月あまりと迫ってきました。皆さんはどのような気持ちで迎えているのでしょうか?「楽しみ!」「本当に実施できるの?」ワクワク?ハラハラ?色々な思いが錯綜していることと思います。

今日は、今から21年前に行われた、2000年のシドニーオリンピックについて綴ってみたいと思います。在学生の皆さんのほとんどがまだ生まれる前のことですね、、、そんなオリンピックあったの??といった感じでしょうか。なぜシドニーオリンピックについて書くのかというと、、、当時私は、オーストラリア・シドニーにあるとある大学に交換留学生として通っていました。そして、たまたまその年にオリンピックが開催されたのです。

pic 01

オペラハウスとブーメランを素材にしたロゴマーク

しかし、現地のテレビで放映されるのはオーストラリアで人気な水泳や自転車競技ばかり。何度も再放送しているので、ライブ中継なのか録画映像なのかもよくわかりません。当時はまだスマホなどなく、パソコンのインターネット回線も接続が限られていたため、柔道などの日本選手がどのような活躍をしているのか、チェックすることがなかなかできませんでした。一緒に暮らしていたフラットメイトはタイ人とインドネシア人の留学生。あまりオリンピック自体に興味があるようには見えませんでした。一緒に試合を観戦に行こう!とも誘えず、チケットは簡単に入手できたのですが、一緒に見に行く相手を探すのに難航したのを覚えています。とはいえ、幾つかの競技を見に行くことができました。

まずは野球。予選の日本対キューバ戦です。日本で開催されていたならば、さぞかし人気の試合になっていたのではないでしょうか。しかし、予選が行われたスタジアムはオリンピックパークから1時間も離れた辺鄙なところに位置し、駅の周りには何もありません!しかもスタジアムは仮設スタジアムのような装い。さらに、あいにくのお天気で小雨や風がビュービュー吹き始める始末。スタジアムが崩れてしまうのではないかと思うぐらいでした。既に日本チームの予選突破が決まっていたため、試合終了を待たずに帰宅しました、、、

pic 02

一方、ビーチバレーは有名なボンダイビーチで開かれました。青い空、青い海、白い砂、そして会場はエンターテイメント会場さながらの雰囲気。DJがダンスミュージックやポップミュージックを流しています。聴衆も陽気にお酒を飲みながら観戦を楽しんでいました。オーストラリアのビーチライフの一端を垣間見ることができました。シドニーは都会とはいえ、ボンダイビーチのような海や山といった自然も満喫できるのが魅力でした。

pic 03

そして、なんと言っても、私の中でのハイライトは、女子マラソンの高橋尚子さんが1位でゴールしたシーンを見ることができたことです。高いスタジアムの後ろの席からは豆粒のようにしか見えませんでしたが、スタンディングオベーションの中、高橋さんがスタジアムに入ってきたシーンは今でも忘れられません。

pic 04

このように、シドニーオリンピックを振り返ると、本来の熱量で東京オリンピック・パラリンピックを迎えることができないのはなんとも残念であります。

海外旅行にしても、スポーツ観戦にしても、現地に出向くことによって熱気、振動、日差しや風、匂い、汗などを全身で感じ、心が揺さぶられる経験となります。それは例え同じシーンであったとしても、TVやスマホのスクリーン越しのそれとは全く異なるものでしょう。コロナ禍の一刻も早い収束を願わずにはいられません。そのためにも、今はムズムズを堪えることとしましょう。