新入学生の皆さん、おめでとう――入学前教育で出会った新入生へ

入学前教育が3月17日・18日に行われました。教師や保育士として、またキッズビジネスに就いて、子どもたちと真摯に向き合おう。そのように志す新入学生は新緑の若葉のようで、さわやかな薫風を感じました。

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次のような感想があります。「大学での生活には不安ばっかりでしたが、先生方の話を聞いて、思っていたより大学生活を楽しめる気がしてきました。大変なことが沢山あると思うけど、頑張って乗り越えていきたいです」

「入学前教育に参加して、やっと大学生になったと感じました」と、“大学生の空気”をたっぷり吸い込んだ新入生もいます。「一緒に頑張ろう」と声をかけたくなります。

また、次のように決意を表明するものもありました。

――この2年間で、子どもについて学ぶことも大切だと思いますが、自分自身が成長できるように、強くなれるように頑張っていきたいと思いました。自分が伝えたいことをきちんと伝えられるようになりたいと思いました。――

雛が卵を割って外界に出ようとするその瞬間を待ち構えて、母鳥が殻をつつく。ぴったりかみあう母鳥と子鳥の呼吸を「啐啄(そったく)」と言いますが、まさにそういう時間を、私たち教師と過ごした新入学生たちです。

私はトップバッターとして、短歌【「子どもって好き?」ふいに尋ねし子に我はどんな教師に見えたのだろう】を味わう時間を過ごしました。とても楽しかったです。マイクを向けて想い描いている場面を語ってもらうと、「そうなんだ」と想像がふくらみました。一人の思いが全員に伝わってひろがって共有されていくのは、心地よいものです。

その満ち足りてゆく思いを、教師や保育士を志す“雛たち”が述べます。

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〇この短い短歌を読んで「どんな時に言われたの? 何歳くらいの子どもなの? こう聞かれたらどう答えるの?」と聞かれ、時と場を1つだけに限るのでなく、沢山の時と場面を想像することができた。私も、子どもに問いかけながら一緒に考え合う教師になりたいと思った。子どもたちに教えるために、まずは、自分自身がこの2年間でより深く学びたいと思う。

〇一つの短歌で沢山の質問をされていて、それは子ども目線であったり、教師目線であったりで、いろんなことを感じることができるんだと思いました。私は直接質問されることはなかったけれど、「自分だったらこう思うな」と考えることができたり、「周りの人はこういう考え方ができるのか?」と知ることができたりして、とても面白かったです。

〇感じ取ったことが1人1人違うところが、何ともおもしろかった。私と意見が似ているような人もいれば、全く違う人もいて、考えてみればそういう意見もありだなと考えさせられておもしろかった。

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今、幼稚園から大学までのどの学校種も目指すのは、「主体的・対話的で、深い学び」の実現です。教師や仲間と頭を使い合い、心を通わせて教材の世界を生きていく。そういう時間を重ねることで、したたかな知性とゆたかな感性がはぐくまれていくのです。

1歩先を歩んでいる2年次生からもいい刺激を受けて、さっそうと学び始めていきましょう。

(学長 佐久間勝彦)