1年生後期「ことば表現と遊び」の授業で、手作りエプロンシアターの発表が佳境を迎えています。
「昔々あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました」 そう言いながらエプロンのポケットから、和柄の着物を着たおじいさんとおばあさんがゆっくり登場します。
おじいさんはおじいさんらしい声で、ねずみは高く可愛らしい声で、声色(こわいろ)を変えて話します。
土台のエプロンは、市販の物でオッケー。製作を家族や友達に手伝ってもらってもオッケー。全部を手縫いしなくても、ミシンや手芸用ボンドを使ってもオッケー。
製作に時間をかけるより、人形の出し方や動かし方、セリフやナレーションの言葉選び、手遊びや歌の入れ方、子どもへの問いかけ方などを工夫してほしいと考えています。
発表者やその後のアドバイスから、学生たちは多くを学び、回を重ねるごとにレベルが上がっています。
<学生たちの学びより>
〇まず身振り手振りを大きく演じることで、こんなにもワクワクと観客を楽しませることができるのだと身をもって感じた。自分も演じ方を見直したい。
〇緊張してセリフが飛んでしまった際は、どのように対応したらよいか、アドリブについて考えた。おじいさんを使って「最近、物忘れが激しくてのう」という即座の対応が見事だった。
〇人形を大きく作ることはもちろん、人形の服に柄の入った布を使ったり、大判小判や宝物にキラキラ光るスパンコールを使ったりすると、華やかなエプロンになると思った。
2月の保育所実習で、子どもたちの前で演じるチャンスがやってきます。
恥ずかしがらずに堂々と、自分自身が楽しむことができれば、きっと大成功!
学生たちの努力と成長が嬉しい今日この頃。来週の発表も楽しみです!
(横山)