僕が思う千葉経済短大こども学科の魅力について

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 こんにちは。新型コロナCOVID-19の影響で、今年度の短大キャンパスでの教育活動がなかなか再開できずにもやもやとした日々が続きますが、みなさまはどのようにお過ごしでしょうか。

 

 今回は、千葉経済短大に勤務して17年目になります「僕の目」から見た千葉経済短大こども学科の魅力についてお話したいと思います。 

 

①所在地「西千葉周辺」の魅力-美味の街へようこそ-

 みなさんは「西千葉」をどんな場所だと思いますか。大学、短大、専門学校、高等学校等が密集する「学生街」であることは間違いありません。西千葉駅から徒歩圏内の場所に、いくつもの「学校」が存在します。

 

 学生が集まる場所には、必ず「美味しいお店」がいっぱい集まっています。西千葉も同様で、2年間では通いきれないほど、たくさんの素敵な飲食店が集まっているのです。店名を書き出したらきりがありません。また、在校生ならご存知かと思いますが、僕は、無類のラーメン好きで、ラーメンと教育に関する論文や本を書くほどです。ラーメンという視点で見ても、西千葉界隈には、魅力的なラーメン屋さんがいっぱいあるのです(店名が知りたい人は、是非直接僕に聴いてください)。

 

 千葉経済短大は、西千葉駅だけでなく、千葉都市モノレール「天台駅」「作草部駅」にも近いところにあります。実は、天台駅、作草部駅周辺には、更に素敵なお店がいっぱいあるのです。昭和レトロな老舗の食堂もいくつかあります。創業10年を超える実力ある人気店もあります。天台駅近くには、本格的な沖縄料理店もあり、僕は学生たちとよくそこに食べにいきます。

 

②千葉経済短大の魅力について-バランスの取れたラーメンのよう-

 

 千葉経済短大は、僕の目から見ると、「バランスの取れたラーメン」のような短大です。濃厚過ぎず、あっさりし過ぎず、濃すぎず、薄すぎず、よい塩梅のラーメンという感じです。先生方を思い浮かべても、「理論系」の先生と「実践系」の先生が実にバランスよく揃っています。どのような学問においても、理論と実践があります。「学問優先の大学」になればなるほど、理論的な傾向が強まり、「実務家養成の大学」になればなるほど、実践的な傾向が強くなります。けれど、どちらかに偏るのは、あまり望ましくありません。

 

 本学の建学の精神は、「片手に論語、片手にそろばん」です。敷衍すれば、片手に理論、片手に実践です。ビジネスライフ学科・こども学科のどちらにおいても、千葉経済短大の魅力は、この理論と実践のバランスの良さがあると思います。しかも、どちらのタイプの先生も、そのバランスを重視している点に、この短大の魅力を感じます。

 

 ラーメンの例で言えば、「がっつり濃厚G系爆盛りラーメン」でもなく、「昔ながらの昭和風ノスタルジックラーメン」でもなく、「温故知新型のハイブリッド系ラーメン」ということになりましょうか。古すぎず、新し過ぎず、常にその間で「一番よい味」を出そうと日々努力している短大だと思います。 

 

 同じく、学生たちを見ていても、とてもバランスのよい学生たちです。元気で活発で明るくてはじけるようなスポーツ系の学生もいれば、情熱を内に秘めつつ大人しく静かで独りの時間を愛する古典的文学少年・少女のような学生もおり、どちらの学生にとっても、居心地の悪くない短大だと思います。学生のバリエーションの豊富さも本学の特徴かと思われます。

 

➂千葉経済短大こども学科の魅力について

 

 僕の勤務年数と本短大こども学科の年数は同じです。「初等教育科」から「こども学科」に名称変更された20044月に、僕も本短大に着任しました。なので、本学こども学科のよいところも悪いところ(?)も、たくさん見てきたつもりです。

 

 しかしながら、この16年間のこども学科を振り返ると、よい学科だなぁとしみじみ思います。理屈抜きで、教員も職員も皆、「学生たちの(最善の利益の)ために」と頑張っている学科だと思います。「こども学科」ですから、教員も職員も「子どものために」という思想をもっています。学生たちは「子ども」とは言えないかもしれませんが、皆、「子どもに向き合うように」という姿勢で、(とはいえ子ども扱いするわけではなく)一人ひとりの学生に向き合っているように思います。つまり、干渉し過ぎず、放置し過ぎず、そのバランスを取りながら、学生たちの学びを支えようとしているように思います。 

 

 本学を創設した佐久間惣治郎先生も、「一人の退学者も出さない」という信念をもって教育活動に専念していたそうです。実際に退学者をゼロにするのは(どの学校においても)とてもとても難しいことですが、そういう思いをもって、日々の教育活動を行っている、というのは、僕の目から見ても凄いことだと思います。

 

 これに加え、本学こども学科の魅力は、やはりなんといっても「ローカルな短大」であるということに尽きるかと思います。本学の学生のほとんどが千葉県内の学生であり、また近隣の茨城県や東京都の学生もちらほらいる程度です(時折、東北や九州・沖縄の学生もやってきます)。そんなローカルな短大ゆえの「のんびりとした雰囲気」は、大都市圏の大学や短大にはないものだと思います。

 

 これからの日本を考えると、本気で「ローカル性(地域性)」が大事になってくると思います。世界的にも、グローバリズムが行きづまる中、ローカルな人間のパワーが一層大事になってきています。25年くらい前、僕が学生の頃、大学の講義である先生が「これからの時代は、Think globally, act locally(地球規模で考え、地域規模で動け)です!」と語っていました。まさに今、このことが求められているように思います。千葉経済短大こども学科は、まさにそれを目指している学科だと思います。

 

 僕もまたこの「Think globally, act locally」を大事にしています。この視点で、今年の3月、自分の仲間たちと共に、イギリスの老舗出版社であるRoutledgeから「Manabi and Japanese Schooling: Beyond Learning in the Era of Globalisation(学びと日本の学校教育:グローバリゼーションの時代の学びを超えて)」という本を出版しました。僕もまた、千葉というローカルな街を愛しながら、世界規模で教育や福祉(特に日の当たらない子どもの存在)のことを考え、それを踏まえた上で、ローカルな場所で活躍できる実践者を育てていきたいと願っています。

 

(柏木恭典)

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