えっ、宇宙人が襲来!?

kurita

ビジネスライフ学科の講師に着任してから、ちょうど一カ月が過ぎた。授業準備をしっかりしておいたのだが。何もできない。しっかり準備しておいた授業内容も大幅に変更し、新しい教材を作成している最中である。最初の数回は講義ノート形式で挑む予定。工夫が求められる。スマホは皆持っていると思うけれど、パソコンやタブレットとなると持っている人も減るかもしれない。とすれば、スマホ用に教材を作るべきか。しかし、スマホは画面が小さいから文字をなるべく大きくしないとならない。教材を手直しする必要が出てきそうだ。教材を印刷することが難しい学生のことも考えると、用語や感想の記入についても配慮が必要になるだろう。といったことを考えながら過ごしていると、すぐに日が暮れてしまう。学生の皆さんこそが大変なのだから、こちらもなんとか工夫してよい教材を提供したい。しかし不安ばかりが募ってしまう。

誰がこのような状況になると想像しただろうか。「あたいは、こんなことがいずれ起きると思っていたよ」、なんていう人はおそらくいないだろう。時計の針を去年の12月に巻き戻してみて欲しい。この時点では、誰もが、いよいよ来年は東京オリンピックだ!日本中が盛り上がるぞ!、世界中の人々に最高のおもてなしを!、といったことを考えていたと思う。それから3カ月後。日本、そして世界中が暗闇につつまれてしまった。さて、どうしようか。

これは100年に1回の出来事だ、とのたまう専門家も多い。今回の危機を乗り越えたら、後100年はとりあえず安心して暮らせる、と言っているようにも聞こえる。けれど、本当にそうだろうか。他のとんでもない危機もちゃくちゃくと近づいてきているのでは?これまで想像もしなかった大惨事が起きてしまうのか?

米国国防省が27日、未確認飛行物体の写真を公開した。そう、U・F・Oだ。ユーフォー。とうとう宇宙人が地球への侵略を開始したのだろうか。攻撃力はハンパなさそうだな。レーザーとかびゅんびゅん打ってくるのかな。なんかすごい能力使ってきそうだな。視力とか250くらいありそうだな。走ったら早いのかな。逃げてもすぐにつかまるだろうな。たぶん隠れても無駄だろうな。すぐに見つかる気がする。テレパシーで人間を操ってひどいことするのかなあ。「オマエタチ コノチキュウハ スデニ シハイシタ カクゴシロ ワレワレハ 1000コウネンハナレタホシカラ オマエタチヲ シカルタメニ ヤッテキタノダ オマエタチハ チキュウヲタクサンヨゴシテイルカラナ カクゴセエヨ」、とか言ってくるのかなあ。コロナウイルスの広がりに追い打ちをかけるように怖い宇宙人がやってきたら、地球が大ピンチになるなあ。ああ~、恐怖。。。

「1998 OR2」という名の小惑星も4月29日、地球に最接近するらしい。衝突すると地球に大ダメージを与えるようだ。どう逃げようか。アメリカに助けを求めようか。それともシェルターを買うか。安心してくれ。この小惑星の地球への衝突確率は非常に低いそうだ。でも、本当に地球を消滅させるような小惑星が見つかったらどうしようか?

こんなこと考えていると、またまたすぐに別の危機的状況がやってきそうだな。とりあえずコロナウイルスの蔓延を克服しないといけないが、慢心していると別の危機がすぐやってきそうだ。生きている間にどれほどの衝撃的な事件や事態を経験するだろうか。コロナウイルスの蔓延は、確実にそうした事態の一つとして歴史に刻み込まれるだろう。そして、これからも誰もが予想できないことがいろいろ起きると思う。良いこと、悪いことを含めて。

この時代を共に生きる皆さんへ。すまないが、こうした非常事態を乗り越えるための具体的なアイデアがなかなか出てこない。経済学を専門にしているが、こうした状況に直面すると無力さを感じざるを得ない。どのような経済政策が有効に機能するのか、どのような思想が役割を果たすのか、といったことについて簡単には判断できない状況だ。そもそもの話として、世界中でこれほど人類が緊密につながることが望ましいことなのかどうか。「もう!ほっといてよ!」、といった言葉を発するのが難しい時代。どこもかしこもつながって監視されている気もする。成長、成長という言葉に急かされ、あまり考えることもなかったが、一度立ち止まって望ましい経済のシステムについて考える必要があるのかもしれないね。ついでに、最新情報について伝えさせて欲しい。今月、自分の新しい本が出版された。経済の在り方について問う本だ。コミュニティ向けの望ましいお金をデザインする、という野心的な本である。よかったら、読んでみて欲しい。写真がその本である。出版社のサイトには、無料で読めるエッセイもあるからぜひアクセスすることをおすすめする。私のエッセイよりも、他2名の女性陣のエッセイが秀逸な内容となっている。でも、このような時期だから、ほとんど売れずに埋もれていきそうな予感がする。あぁ~。

kurita

http://www.senshu-up.jp/files/%E3%80%8E%E5%B0%82%E4%BF%AE%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E5%87%BA%E7%89%88%E5%B1%80%E9%80%9A%E4%BF%A1vol.3%E3%80%8F.pdf

さて、下を向いてばかりでは生きていけない。こんなことが起きればいいなあ、とか、こんなモノができると嬉しいなあ、とか想像してみようか。頭を使うことはタダだから、いろいろ考えてみることができそうだな。皆さんと次いつ会えるのか。先行き不透明になってゆくこの世界。次会える時までに、世界を変えるためのいろいろなアイデアを一緒に準備しておこうか。そして、来るべき未来の構想について一緒に考えていきたいね。

(by 栗田)