教材づくりに挑戦しよう

2019年度の先輩たちの作品

こども学科では、絵本の読み聞かせや、エプロンシアターの実演、ピアノの演奏など、様々な技術や表現方法を伸ばす授業がたくさんおこなわれています。

また、その他にも、多くの授業の中で、教材(学習材)の作成をしています。

先生方によって、教材作成の意図は様々だとは思いますが、特別支援教育/障がい児保育の授業では、「愛着がわく」「思い入れが強くなる」といった気持ちの面だけではなく、「目の前にいる子どもの能力を促進できる適切な教材を作ろうとする」という観点を重要視しています。

毎年、教材づくりの話をすると、ほぼ全員が面倒なので作りたくないと言います。しかし、卒業からしばらくすると、現場に出た教え子たちから『あの時、自分で作ってみて、友達の作品をたくさん見て、幅が広がった。やっておいてよかった』と言われるようになるのが、教員としては面白いところです。

2年前もここで教材づくりのことを書いたのですが(記事はこちら)、この3月に卒業した「現場の先生」から、こんな声が聞こえてきました。

『先生~。忙しくて、みんながどんな教材づくりをしてたのか忘れちゃったよ~』と。

普段だったら、そこまで優しくしないのですが、世の中がこのような状況なので、今年だけはいつもより優しさ3割増しで、こっそり教えてあげることにしましょう。

障がい児保育2019年度「教材づくり」の優秀作品の一部です。

前回より少し多めに掲載しちゃいましょう。

2019年度の先輩たちの作品
2019年度の先輩たちの作品

さて、在学生の皆さんは、今、授業ができない時間をどうやって過ごそうか悩んでいるところだと思います。

この時間を使って、家にある物で、様々な教材づくりに挑戦してみてはどうでしょうか。

そう言われても何を作ればいいのか、何をすればいいのか分からない場合は、色んなサイトを見てみたり、この短大ダイヤリー(教員ブログ)の過去の記事を見てみたりしてください。

例えば、中島先生がパネルシアターのお話や(記事はこちら)、教材づくりのお話(記事はこちら)をされています。

波多野先生も「乳児保育」の授業(記事はこちら)での教材づくりについてのお話を2回(記事はこちら)されていますね。

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ところで、教材づくりをする時に、「私は不器用だから、縫えない」「教材づくりはしたくない」のような悩みを抱えた学生が多くみられます。

そんなみなさんに、ささやかをアドバイスを送ります。

小学5年生の家庭科の時間に、真面目にやっているのに、学校のミシンを次から次に壊して、担任の先生から呆れられてしまったほどの「不器用の先輩」から・・・。

①とりあえず頑張ってみる

細かい作業は「好き/嫌い」や、「得意/不得意」があるので、小学校時代に失敗した経験があったり、上手な同級生の作品を見て落ち込んだ経験があったりすると、「私には無理だから、挑戦しない!」と、やってみること自体を諦めたくなりがちです。

でも、ちょっとでいいんです。

販売できるようなものを作ろうとしなくていいので、ちょっとだけ挑戦してみて下さい。

苦手だと思っている人の半分くらいは、「それなりの/そこそこの」物が作れます。

最初は「それなり/そこそこ」でいいんです。

少しずつ、よりいいものを作る最初の一歩だと思って、まずは挑戦してみましょう。

②他の方法を考えてみる

そうはいっても、どんなに頑張っても「できないこと」はあります。

そのような場合は、他の方法を考えてみて下さい。

例えば、縫うことが苦手な人は、「どうしたら縫わずに教材が作れるか?」を考えるのです。

裏に両面テープが貼られているマジックテープを使うのはどうでしょう?

他にも、色んな方法があるはずです。

他の方法を考えてみると、できないと思っていたことが、「別のやりかたでなら、できる!」と気付けるかもしれません。

【どんなものを作ったら、子どもは喜んでくれるのかな?】

【どんなものを使ったら、子どもの発達を促すことができるのかな?】

そんなことを考えながら、この長い春休みを有効活用するのも、面白いかもしれません。

(雨貝)