電子ピアノって何だろう

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本学でピアノを担当している高木です。皆さん、ピアノという楽器はご存じかと思いますが、一口にピアノといっても、色々な種類があります。今回は、電子ピアノについてお話しします。

 本来のピアノはグランドピアノといって、19世紀中頃には今日の形になりました。大きくて重くて、置くには畳2枚以上の広さが必要です。もっとコンパクトにならないかという理由で考案されたのがアップライトピアノです。こちらは畳一枚でOK。家庭にはこちらが普及しています。両者ともアコースティック(電気を使わない)ピアノと分類されます。

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 電子ピアノの方ですが、これが登場する前に、一時的に電気ピアノというのがありました。電気と電子、英語ですとエレクトリックとエレクトロニックですね。僅かな違いですが、本質は全く異なります。電気ピアノの方は、アコースティックピアノと同様の発音機構をできる限り軽量化して、不足する音量を電気で補いました。電子ピアノは、純粋に電気的に音を構成し、鍵盤はスイッチないしはセンサーの役割を果たします。電気ピアノの登場は1960年代、電子ピアノは1980年代頃でしょうか。電気を使う点は共通ですが、過渡的な電気ピアノは今日ほとんど姿を消し、電子ピアノが今、全盛です。電子ピアノの利点は、軽量コンパクト、ヘッドホンで夜も練習可能な点です。保育現場においても、従来のアップライトピアノは姿を消し、電子ピアノに代わっていますが、安価であること以上に、子どもとアイコンタクトを図りながら、つまり前を見て演奏できるのが最大の利点です。

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 さて、保育者を目指す皆さんは幼児の音楽表現活動に関わり、ピアノが弾けなくてはなりません。未経験者はこの点、大きな不安を抱いているようです。でも心配ありません。本学では、ピアノの一般技能から保育に必要な技能を抽出し、それに特化した指導を行っています。毎日、30分程度練習すれば、日々の保育を回すに足る技術は必ず身につきます。ただ、7月までは短大の練習室を使えますが、夏休みは自宅に楽器がないと日々の練習は挫折しがちです。ピアノのない方は、7月までには電子ピアノを購入されるといいでしょう(4万円程度の機種で十分)。ネットで注文すれば数日で自宅に届きます。毎年、新型が発売されていますので、買う時は相談してください。(高木)