授業紹介 専門ゼミⅢ「金融と経済を学ぶゼミ」

今回は、「日本銀行と東京証券取引所の見学」を紹介します。授業時間と重なってしまうので、春季休業期間に実施しました。

午後1時に、日本橋兜町にある東京証券取引所に集合。

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早速、見学開始。エントランスホールから、エスカレーターで2階に上がり、株式投資体験コーナーを突っ切って進むと、皆さんがテレビニュースでよく見る、マーケットセンターが広がります。といっても、2階から見下ろす形なのですが。

株式取引は、1999年4月までは「立会場」で、水産物のセリ市のように多数の証券マンたちの熱気に包まれて行われていました。現在はすべてコンピュータのシステムをとおして行われるので、人気はほとんどありません。フロアーにはコンピュータの市場監視画面を眺めている十人くらいの取引所の方がいらっしゃるだけです。実際に取引が行われていることは、これもテレビなどでよく放映される、チックと呼ばれる電光掲示板の回転でわかります。そこにはコンピュータシステムをとおして成立した株式の取引価格がリアルタイムでつぎつぎに表示されていきます。この日は、トランプ大統領のセーフガード発動の影響で、値下げ株が目立ちました。皆で株価の値動きなどを眺めてから、かつて「立会場」のあったフロアーに降りました。そこで、記念撮影。つぎに併設の証券史料ホールへ。現在、株式は電子化されて、現物の株券というものは存在しないのですが、この史料室には、むかしの株券が展示されています。サンリオのキティちゃんの絵入りの株券は、なかなか人気がありました。

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日本銀行本店へは、東京証券取引所からは徒歩で行けます。日本で最初の郵便局である「日本橋郵便局」前を通り、日本橋を渡り、そして三越百貨店横を通って約15分で到着。日銀は日本の中央銀行です。お札を発行する唯一の銀行であることもよくご存知でしょう。日銀に見学に行くと、「1万円」もらえます。ただし、使えなくなったお札を細かく裁断したものですが。皆さん1万円をもらって気分よく、日銀見学をしました。残念だったのは、日銀旧館(東京駅を設計したことで有名な、辰野金吾によるもので重要文化財にもなっています)が、耐震工事のために入れなかったこと。そのため新館のみの見学になってしまいました。けれども、授業で話している日銀の業務を、傍(はた)から見るだけなのですが、それなりの臨場感をもって理解することができたのではないでしょうか。

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スケジュール終了後、日銀近くのイタリア料理のお店で軽い食事をとりました(全員20歳以上なので、ワインも少し)。皆さんの感想。「疲れた」、「日本橋なんて初めて」、「テレビでよく見る取引所に行けて感激」、「日銀旧館の金庫に入れなくて残念」、・・・。最後に、わたくしからひと言、「東証-日銀コースで彼氏とデートしたらどうかな」。白けてしまいました。(文責:市岡)