京都ぶらり散策、竹垣もよし、苔もよし

京都には人を引き付ける魅力がありますよね。司馬遼太郎大先生の影響を受けて、さしずめ歴史ロマン溢れる幕末維新のころに思いを馳せるでしょうか? 護国神社内の史跡公園にある坂本龍馬や中岡慎太郎、桂小五郎をはじめとする維新の殉職者へは、今でも花が手向けられているほどの人気です。

竹垣を訪ねるという手もあります。

強烈な印象を残してくれるものに銀閣寺垣があります。緩やかな上り坂の参道をたどり、総門から中門へと続くあの背の高い生垣のもとにある竹垣が銀閣寺垣と呼ばれているものです。二つに割った竹をぎっしりと密に並べて組み込んだもので、シュロ縄で結束して仕上げています。

垣根は三段ほど石を積み上げて、その上に銀閣寺垣がありますが、背の高い生垣に圧倒されて思わず身構えてしまうほどであり、強烈な印象を受けます。境内に入るとこの竹垣とは異なり、もう少し丈が高かい竹垣もあります。竹の組み方は銀閣寺垣と同じですが、丈の高さが高めの建仁寺垣と似た感じの竹垣です。銀閣寺垣は人が覘ける高さ、建仁寺垣は人が背伸びをしても中を覘けない程・・・というところでしょうか。金閣寺の境内にも建仁寺垣があるように、いろいろな竹垣が混在しているようです。

苔の美しさを楽しむということもいいですよね。

苔のみずみずしさで記憶に残っているのは、嵯峨野の小倉山にある常寂光寺です。苔は訪れる時間帯が大切です。とりわけ、早朝がベストです。朝露に濡れてしっとりとしていて、苔の持つ鮮やかさをたっぷりと感じることができます。もちろん、銀閣寺の裏山にも一面に苔は生えそろっています。この銀閣寺の苔の鮮やかな季節と時間帯に、是非もう一度訪れてみたいものです。(by 玉置)
銀閣寺垣と苔_横