研究室訪問 佐久間勝彦学長(「教育方法1」担当)

―――「学長の授業中、興奮して鼻血が出た。」
    「自然と涙が出てしまいました。」
冗談のように思えるかもしれませんが、学生から聞いた本当の話です。
学長の授業とは、どのような授業なのでしょうか。
「教育方法1」の最終授業にお邪魔しました。
教室にはピーンとした緊張感が漂います。
 教室にはピーンとした緊張感が漂います


 定刻になると、それまでほころんでいた学生たちの顔が、一気に真剣な眼差しへと変わります。
 学長先生が語りかけます。
++++++++++++++++++++++++++++++
 2年次の皆さんは9月から 教育実習 に行きますね。教育実習 は、教師を目指す者にとって 最大の試金石 です。子どもたち と出あい、先生方 と出あい、教える 教材 と出あい、そして何よりも 自分自身 と出あう4週間です。今日は様々な 「出あう」 について考え深めます。
 ある大学での話です。農林学部の実習で森林にこもった学生は、しばらく森の中で過ごしていると、樹木の呼吸 が聴こえてきたそうです。そして、その時々の 呼吸の音 で 「今日は元気がいいな」 、 「あれ、息苦しそうだな」 と感じ取れるようになったそうです。
 教育実習をする教室で耳を澄ませば、言葉を交わさなくても、子どもたちが今 何を思っているか、感じているかわかってくるものです。授業をするにしても 何をするにしても、子どもたちの 心の中 が伝わってきて初めて 全てが始まります。実習に入って1週目は、いくら耳を澄ましても聴こえてくるものではありません。でも、じっと耳を傾けていると 子どもが今思っていること、感じていることがなんとなく伝わってくるものです。教育の営み はそこから始まります ......
++++++++++++++++++++++++++++++
授業後の学生の感想を3つ、ご紹介します。
[:四葉:] 今日の 「出あう」 についての講義を聞いていて、私の胸の中で 温かい気持ちが 風船 のように大きくふくれていく感じ がした。それが何なのか はっきりと言葉に表すことはできない。教育実習 に行き、出あう 子どもたち、 先生方、 教材、 それらは 自分にとってどんな 奇跡 なのか。そして、私 という人間に出あってくれる子どもたちに、どんな 「出あい」 を感じてもらえるのか、とても楽しみであり、不安 もある。でも、この 「出あい」 を大切に、今日の思った 心のふくれる思い を探しに行きたいと思う。
[:四葉:] (「教育方法1」を終えて) それまでの自分 と 今の自分 とは、何かが明らかに違う と感じます。その1つに、とても考えるようになりました。それ以前も 考えてはいましたが、体にくぐらせる とまではいきませんでした。最初はそれに慣れず、冷めた面もありましたが、今ではそんな面をつくる暇がないほど 体にくぐらせて 考え悩むようになりました
[:四葉:] この授業は、周りの友人にはもちろん、将来教育の場に立った時など、 人生の中でずっと自慢していきたい 授業である。
学長の模擬授業は8月12日(木)オープンキャンパスで受講することができます。
また、学長コラムも随時更新されています。そちらもご覧ください[:チューリップ:]。