さあ、外に出よう!

「さあ、外に出よう!」これは、この3月こども学科の実習記録集「ひろはら」に掲載した私の文章のタイトルです。

 

新校舎に移って1年と3か月、5階にある私の研究室から下を見おろすと、とても鮮やかなグリーンの世界が飛び込んできます。ひろはら・スクエアと呼ばれる広場です。

みんな思い思いに過ごしています。
みんな思い思いに過ごしています。

旧校舎では、狭い敷地の中に中庭を囲むように建物が配置され、お昼休みになると、学生たちが中庭のベンチに座って食事をとりながら仲間と談笑する姿がよく見られました。また、陽が西に傾くころ、中庭で西日に照らされ、友と語らう姿は狭い空間ではありましたが、まさにキャンパスのイメージそのものでした。

そして昨年度4月の新校舎移転、多くの学生は登校から下校まで、何処で過ごしているのでしょうか。各階に設けられた学習スペースやラーニングコモンズ、そして学生ホールや教室でしょうか。新校舎での1年目は、旧校舎で見られた中庭「外」でお弁当を広げながら談笑する姿を見る機会が少なくなりました。すべてが校舎内、つまり「物」の中だけで済ませることができるようになり、それが学生にとっては快適な空間であると感じたのかもしれません。それでも、時折、グランド(現在のひろはら・スクエア)で、体育科の用意したボールやラケットを利用して楽しく過ごしている学生が見られました。ただ、それはごく一部、旧校舎の中庭で西日を背に受けた学生の姿、中庭から青空に向けて放たれる学生の笑い声や活気あふれる情景、それが消えていきました。

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しかし、この4月、その様相は一変しました。土のグランドは人工芝の広場と変身したのです。それに合わせて、多くの学生が解き放たれたかのように外に飛び出し、弁当を広げたり、軽スポーツで体を動かしたりしている光景が多く見られるようになりました。さらに、5階から見る私のみならず、学生ホールから、各教室から見ることが出来る鮮やかなそのグリーンは、見るものすべての人の心を穏やかに、リラックスさせてくれています。

卒業後、毎日のように子どもたちと外で走り回るこども学科の皆さん、外に出ましょう。外に出ていっぱいおいしい空気を吸って、まぶしい日を浴びていっぱい輝いてください。そして、思いっきり心とからだを開放して下さい。外で過ごすことの素晴らしさを味わってください。そして、いつか出会う子ども達に、笑顔で、「さあ、お外で先生と一緒に遊ぼう!」、と声をかけてあげて下さい。きっと、「先生と外遊びをするのが一番楽しい!」と言ってくれる子ども達の真ん中にいつもいることでしょう。勿論、紫外線対策はバッチリして下さいね。

(三上 修二)

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