コンピュータの本質は人生のヒント?

 9月中旬、短大は夏休みの終盤。新しい学期の準備が始まっています。そんな中ブログ記事の依頼を受けました。困ったなと思う。いやネタが無いわけではないのです。この夏のことに限っても、ゼミで予定している学園祭の出し物、基礎ゼミで時間が無いと言い訳する学生との話、公務員対策講座を担当して思ったこと、研究のこと、家族の近況のこと、季節のことなどなど、まぁこだわらなければ書く内容はたくさんあるのです。ですが、短大の高校生向けブログ記事ですから、やっぱり、担当するコンピュータ系授業のことを含めたいなと思って、ちょっとまじめに考えながら、でもどことなく無計画になりながら書いてます。それで昨年何を書いたか思い出してみると、「変化の中の変わらないもの」というようなテーマで書いたような・・・。「変化」、これだ!今年も少々しつこいかもしれないが、繰り返しこのテーマで書いてみようと考えました。


 さてさて、この夏に参加したある研究会で、「短大で学ぶべき社会人基礎力とは」ということが話題になりました。ビジネス学科には色々な進路があり、それぞれ必要とされる能力は異なっているが、これらをどうやってまとめあげ、教育として提供すればいいのか?多くの先生方が真剣に頭を悩ませています。こうした教育内容の改善は重要であると思います。一方、この議論には限界があるのだとも考えます。どうしてかって?それは、短大生活は2年間という人生の一部分を切り出したものなのです。その後続く変化に満ちた時間について、個別の枝葉的な知識だけで対応することは難しくないですか?でしょう?ではどうすればいいのでしょうか。こういうときは、身近で成功している事例について考えると、ヒントになるのではないでしょうか。
 例えば、冬場に流行する憎っくきインフルエンザ。この病気は、自らの遺伝子を変化させ毎年タイプが変化していきます。自らを変化させる能力は環境変化に順応するための選択でもあります。変化すること。必要なのは変化に対応することができる能力ではないかと考えることもできます。それは単純な知識・技能とは異なるもの。
 それから、私が担当する授業ではコンピュータを扱います。コンピュータも発明された当初からソフトウェアを変更することによって変化すること・変化に対応することが可能でした(これを「プログラマブル」といいます)。この能力があってコンピュータは社会で使用されるツールとして大成功を収めています。さらなる進化も期待されています。他の文具・ツールとはコンセプトが大きく異なるのです。
 でも、だから、人によってコンピュータはつかみどころのない難しい存在と感じてしまうこともあるようです。高校生のみなさんの中にも「苦手」という人が少なくありません。ですから、私が担当する「コンピュータ概論」の授業では、コンピュータとはどんな存在なのか、能力は?得意分野は?どう付き合っていけばいいのかなど、その本質について考える時間を作っています。そうした話題を通じてコンピュータについて深く理解し、さらに社会で活躍し続ける上でのヒントを掴んでもらえればと考えているのです。
この話の続きは・・・また来年・・・なのかな?
by 江上