■ 異文化ふれあい紀行: 世界遺産・アンコールワット遺跡(カンボジア)

 人通りの途絶えたころを見計らって、塔門の合間から覗き見るアンコールワット遺跡です。壮大で、しかも優雅なデザインのクメール文化の栄華が、遺跡のシルエットからもうかがえる。多くの石工の優れた技術や民の犠牲があったことであろうと想像される。


 すべてといってもいいほどの巨石には、動物や人物をとても丁寧に彫刻・加工してあり、見事な装飾である。シヴァ神を信仰するヒンドゥー教における宇宙観、天界との交信をする神聖な場所であったという。

 世の中には、実に感性豊かな人がいます。普通の人はデジカメで安直に写真を撮り、その場のことを記憶したかのように通り過ぎていくことが多い。旅先で見かけた絵心のあるこの達人は、驚くほどの速さでササッとコンテでスケッチをしていた。たぶん、ホテルに帰ってからも回想しながら薄い色をのせるのであろうか…。

 街を走るバイクは、ほとんどが日本製である。「ホンダ」や「ヤマハ」ばかりがとても目につく。一人乗りはあまりなくて、二人乗りが多い感じ…。なかには、四人乗りも普通に見かけます。オートバイを運転するのに、年齢制限なし、免許はいらないとのこと。このことを聞いてただただ驚くばかり。でも、車を運転するには18歳以上で、やはり免許がいるそうです…。
 当シェムリアップ市内には、信号がほとんどありません。3カ所程度とか。しかし、ドライブはとても上手です。暗黙の交通ルールがあるらしく、クラクションを聞いたことはなく、静かに、スマートに運転しています。

 この国は、これから急速に発展するでしょう。20年後には、日本と同じ程度の暮らしをしているのかもしれませんね。
([:花:] 2012年春旅:玉置)