授業を担当する上で考えていること・変化の中で思うこと

                               准教授: 江上邦博 
 私はこの短大でコンピュータ関連の授業を担当しています。コンピュータや情報教育の担当といっても、広い学問分野ですから、正確に伝えるとなると細かい話になってしまいます。今回は少し自由に大雑把な話をしてみたいと思います。私については、今年度のオープンキャンパスで司会を何度か務めましたので、高校生などで参加された方には写真に心当たりがあると思います。

 さて、皆さんはコンピュータについてどんな印象をもっていますか。一昔前に比べて利用場面が劇的に増えてきました。それに従い、皆さんが持つ印象もバラエティあふれるものとなっているに違いありません。
 さらに「ドッグイヤー(dog year)」とも呼ばれるように、コンピュータは変化の激しい分野でもあります。皆さんが最近知った新しいコンピュータ関連の知識は何でしょうか。より身近なところでは携帯電話やスマートフォン?新作ゲーム?新しく出てくる商品についてどう思いますか。
 多様性と変化に富んだツール・・・コンピュータが持っている自由さや、目新しさが好きな人は多いと思います。私もその一人です。変化を煩わしく面倒に思いつつも楽しく付き合ってくのがポイントなのかもしれません。
 全くの私事ですが最近家族が増え、生活が激変しました。新しい命が日々成長し変化していくのを見るのは楽しくて仕方がありません。新しいことを知ること、できるようになることはすばらしいものだと再認識させられます。同時に昔から変わらずに続いている家族・親族関係の重要さについても思い知らされています。変化の根幹にある「変わらないもの」について考えることが増えました。
 話を戻して、コンピュータも使われ方が激しく変化する一方で、「発明されてから基本構成はほとんど変化していない」といったら皆さんは信じますか?コンピュータは、すべて「技術」が前提になっています。基本技術が判っていれば、限界を知ることができ、より便利に使いこなすことができるはずです。しかし近年では、変化する部分に注意が向かいがちで、この「変化していない」ものが見えにくくなってしまっているような気がします。
 こんなことを書いていると皆さんの中には・・・表面的な変化にとらわれ本質を理解することが難しくなってきている現状・・・を悲しむ人もいるかもしれません。いやいや、そこまでの心配は必要ないでしょう。私たちは授業内容を工夫し学生の理解を支援しています。例えば、私が担当する「情報システム概論」では、授業後半に学生に「パソコンを組み立てる」実習の時間を設けています。本学は短大ですから女子の割合が高く、作業が苦手な学生も目立つのですが、実施後は「意外と簡単だ」との印象を持ってくれます。基本は簡単なものなのです。それに物事が少しずつできあがっていく、作り上げていく経験は楽しいものです。ついでに書くと、今年度の授業でも実習を行い、全員が組み立てに成功(= 動作ok)しました。

 みなさんも機会があったらパソコンの組み立てにチャレンジしてみてください。視野が広がると思います。難しそうだから一人じゃいやだ?それでは私の授業で一緒に学んでみるのはどうですか?
 こんな感じで、実習などを通じて授業で学ぶ知識を確実なものにしていきます。他の工夫については、次の機会にでも書いてみようと思っています。今回はこの辺で。