電気製品長期保証のアレコレ…

いつのころからか、量販店の電気製品は長期保証が当たり前のようになっています。

我が家でも3年ほど前に購入した洗濯機が過日水漏れで不調となりました。幸いにもまさかのために加入していた長期保証のお世話になることになりました。メーカ保証は基本的に1年あるものの、販売店が自発的に何年かの保証期間を更に追加して、困ったときには実に役立つサービスとなっています。

故障の内容にもよりますが、長期保障のおかげで一式入れ替えることなくパーツ交換のみで済ますことができれば、消費者にとってはありがたいシステムです。パーツ交換のみで電気製品の寿命が長引くとすれば、全体的には物の生産量は減ることになります。だとすれば、GDPは減少することになるのだろうか? メンテナンスサービスでカバーするからGDPの減少は少なさそうです。やはり、せっかく生産した商品は“大切にしましょう”という精神ですよね。

アリの世界には働きアリとさぼりアリが共存しているようですが、この共存システムのおかげで集団の絶滅を防いでいるという研究報告があります(北海道大学)。アリの集団には常に2~3割程度の働かないものがいるようですが、しかしさぼっているわけではなく、働くアリが疲れてくると代わりに動き始めるようです。

アリの世界の共存と同じで、GDPはさておいて、長期保証という考え方は、電気製品のパーツが疲れてくればその部分を入れ替えてシステム全体を末永く愛用しようという生物界・自然界からの教えにごく普通に従ったビジネスモデルなのでしょうね。

個人で管理できるPC情報からiPS細胞による人のカラダの再生まで、大切にするものはたくさんあります。(by 玉置)